避けては通れない?!知って損はない根管治療のこと


そもそも根管治療とは?

根管治療と聞いても、あまりピンとこない方も多いかもしれませんね。根管治療とは、歯の根を治療することをいいます。1度虫歯になってしまった歯は、たとえ治療をしても白い詰め物や被せ物の隙間から再び虫歯になり、治療を繰り返すうちに根の治療が必要になってくることも少なくありません。この根管治療では、歯の神経をきれいに取り除き、洗浄を行ったあと薬剤を注入していきます。

マイクロスコープならより早く、的確な治療が可能に!

一般的に根管治療は、歯科医師が肉眼で行います。ですが肉眼では歯の内部を隅々まで確認することは難しく、時間がかかるうえに治療の成功率もやや劣ります。ですが近年、マイクロスコープを用いて根管治療を行っている歯科医院も増えつつあります。マイクロスコープは医療用の顕微鏡なので、歯の内部を拡大して見られるだけでなく、治療する部位を強力な光で照らすことができるため、治療の時間を短縮できるだけでなく、より確実な治療を受けることが可能です。根管治療をすると歯の寿命も短くなるといわれていますが、マイクロスコープでの治療を受ければ、歯の寿命も延ばすことにつながります。

根管治療にメリットやデメリットはあるの?

虫歯で歯がズキズキと痛んでいると辛いですよね。ですが根管治療では痛みを感じるもととなっている神経を除去するので、その痛みから解放されるというメリットがあります。その一方で神経は歯に栄養を運ぶ役割も担っているため、その神経を失った歯はもろくなり、歯にヒビが入りやすくなってしまいます。さらに歯の色も変色してくるため、審美的な問題も出てくるのがデメリットです。

歯の神経を抜く治療を根管治療といいます。歯髄という組織を取り除き、消毒し薬品を入れて虫歯などの再侵入を防ぎます。